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生い立ち〜学生時代まで〜

私は、1961年、冬。ある雪が降った朝に、自宅で産婆さんに取り上げられました。
兄は病院で生まれていますので、自宅で生まれたのはその当時でも珍しかったのではないでしょうか。未熟児で生まれまして、歩くのに1年半かかっています。
保育所に4年入っていました。兄も預けられていて、お昼寝の時間になると、私は枕を持って、兄のところに通って、一緒に寝ていたそうです。とてもほほえましい姿だったらしく、とても評判で、仲のいい兄弟と見られていました。後々そうでもなかったことを兄から聞きましたけど。

小さいときから親や兄の影に隠れているような暗い子だったことをうっすらと覚えています。遊び相手も同級生ではなく、兄の友達といっしょに遊ぶ事のほうが多かった。兄の成績が優秀だったことから、その恩恵も受けました。中学までは、自分の意思に関わらず、一目置かれていました。おかしな話です。小学校の時の自転車の免許(免許制だった)も、ほぼお情けで合格。

勉強は、算数と地理、音楽以外はひどかった。

中学2年生で、運命のアマチュア無線の資格を取ります。兄も持っていましたけど。
今までの暗いイメージは一掃されます。無線はおしゃべりしないと文字通り話になりませんので、いろんなことを話せるようになっていきました。友達も同級生ばかりではありません。大人の友達もできました。
今まではとても地味な委員会だけだったのが、無線をやるぐらいだから、放送ぐらいできるだろう、というむちゃくちゃな判断で、放送委員を任されました。
また、中学3年の時、学校に眠っていた楽器に触る機会がありました。用務員の若い方が、私にすべての楽器を触らせてくれました。それがきっかけで、高校では吹奏楽をやりました。アルトサックスでしたけど。

高校になり、兄とは別れます。行く高校のレベルが違ったためです。もう、初めての一人でした。のびのびとした高校生活でした。中学から高校にかけて、数学のいい先生にめぐり合えたことで、数学の成績は抜群でした。同級生からも、「おまえは数学だけは天才的だよな」と言われました。学年でオール5のような成績超優秀なやつらからも一目置かれてました。そりゃそうだ。彼らよりも数学の成績だけはよかったからね。クラブは吹奏楽部、委員会は放送でした。NHK主催の放送コンクールで、2年生の時にラジオ番組部門で全国大会に出た事がありました。私のラジオデビューでもありました。

暗い部分もありました。体育です。これは苦痛以外の何ものでもなかった。特に水泳。水着になることが嫌でした。おちんちんが小さいので、もっこりしないとか、毛がなくって色白いとか、胸がちょっと膨らんでましたので、裸になることに強い抵抗感がありました。しかも小さい頃から目が悪く、水泳させてもらえなかったので、水が怖かった。
体育が近づくと、胃が痛くなったり、呑気症候群に悩まされました。
明け方に空気をたくさん飲み込んでしまい、胃がパンパンに膨れているところに、朝ごはんを無理やり詰め込みました。高校には、片道7kmを自転車で通っていましたが、途中で、げーげー吐く結果になりました。
これが呑気症候群の症状です。

吐くと、気持ちが萎えてしまい、そこから引き返すことになりました。そういうときは、ご飯のにおいでも具合が悪くなっていました。家族からは、「まるで、つわりだね」って言われました。女の人は大変なんだな、って思いました。

大学にも体育はありましたけど、スキーやスケートとかで、それほどでもなかったけど、体力測定というのがあって、それで背筋を痛めてしまった惨めな話もありました。ミッション系の大学で、クリスマスが楽しみでした。大学時代は、無線ばっかりやっていました。

両親の影響で実践的なものを身に着けたくて、経済学部商学科に入っていました。
2年のときに日商簿記3級を取得。
資格としては、普通自動車免許も取得しています。

就職活動中に父親の会社が倒産。念願の銀行を受けることができなくなりました。
今思えば、入らなくて良かったのですが、そのときは、それ1本だったので、ショックでした。
高校の頃にマイコンという機器が出始めていました。もちろんマイクロコンピュータの略です。
大学の4年になるまで触った事がありませんでしたが、4年の実習のときに、初めてフォートランという言語でプログラミングを経験し、新鮮だったことを思い出しました。
結局、銀行からIT業界に変更。
もっともその頃には、まだIT、という言葉は存在していませんでした。ITという言葉が世の中に出てきたのは、私がこの業界に来て7年目1990年頃でした。

数学のうちの証明の問題が試験に出て、なんなく突破、就職浪人することなく就職し上京しました。




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by KSofNaka | 2010-12-06 20:56 | KS宣告前 | Comments(0)

クラインフェルター症候群(KS:47XXY)の人生を赤裸々に、集大成のつもりで綴ります。化学物質過敏症(CS)もね。@ks10cs2naka


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