私は2012年に上下あわせて15本の入れ歯を入れました。
昨年の大晦日、これから年越し蕎麦を食べる段になって、まさかまさかの入れ歯崩壊。
入れ歯がないと食べるものがほとんど無くなる中、寂しい正月を迎えたのでした。
入れ歯が崩壊したら、すぐに歯医者さんに行って修復してもらうのですが、今回だけは、修復の翌日には崩壊を何度か繰り返し、ついにお医者さんも修復を諦める事態に。
その頃、下の前歯の虫歯を治療していたため、それが完了する時に、壊れた下の入れ歯を修復することにしたのです。
それから40年、あいや、8ヶ月。
今日がその日になりました。
まず、虫歯に被せものをします。2本。
この時点で、すでにある上の入れ歯と噛み合わせると、被せものとは反対側の左側の上の入れ歯が歯茎から浮いてしまいました。
本当であれば、上の入れ歯はがっちり固定して欲しいのですが、現状はそうではありません。この入れ歯は、そのうち作り直して、がっちり固定してもらわなければなりません。
次に、崩壊していた下の入れ歯をさらにバラして、新しいバネに付け替え、さらにバラバラになった下の入れ歯を組立るという作業を、私の口の中でやる、という荒業。
頭ではわかっていても、身体はわかっていませんでした。
バネを装着してからバラバラの入れ歯を口の中に配置した瞬間でした。
口の中で拒否反応が。
何かの部品が歯茎の下方向に押し込まれて、それを身体が拒否したのでした。
もうすぐに身体を起こして部品を取り除かないと、何が起きるかわかりませんでした。最悪、飲み込んでしまったら大変なことになります。Cの字をした金属のバネを飲み込んだら、食道や胃の粘膜を傷つけかねません。でも、それでも早く口の外に出してしまいたいほど、身体が拒否をしたのです。
お医者さんも慌ててました。
でも、なんとか部品をテーブルの上に退避させることに成功。
次に、私は作業の手順をお医者さんに聞いて、一つ一つ確認しました。
今回の治療で、そこまでやらなくてもいい、とまで言われたのですが、次にまた同じ辛い状況になるなら、今、意を決してやるべきなんじゃないかとも思ったのです。そこで提案。もう1回やってダメなら次回に、と。
今度は、頭の中でどの部品がどこに配置されていくのかを確認していきました。
そして薬品を入れて固めます。
この薬品、苦いのですが、実はこの薬品の匂いというか味は嫌いではありませんでした。
それが良かったようで、なんとか落ち着いて1つにすることができました。
後は調整です。
随分時間がかかりましたけれど、なんとか痛みが出ないように調整をしていただきました。
さてさて、今までの経過を振返ると、過去には、食べられるものを一つずつ慎重に確認していくのですが。。。
まずは、お腹が空いてました。
そこで、何を思ったのか、いきなり焼き肉弁当に手を出して、保険にとバナナを買いました。
柔らかい肉は、こういう場合はほぼアウトなんですけどね、お腹が空いている方が勝って、なんだかんだ言って完食してしまいました。チャレンジャーな私です。
でもね、口の中に残った残骸を処理できませんでした。
上の入れ歯は固定されていて、下の入れ歯は口の中で外れるのがいい状態なのですが、今は逆でした。
下の入れ歯はがっちり嵌っていて、上の入れ歯が簡単に外れてしまいます。
こうなると厄介です。
入れ歯と歯茎の間に挟まった食べかすが歯茎を押したり、入れ歯の位置がちょっとだけズレてしまって、痛みが出るのです。よく、CMでやっているゴマとかとは違いますが、痛みは同じです。一粒のご飯が挟まっただけで激痛になるんです。
こうなってしまうと、入れ歯を全部取り出して洗わなければいけません。
自宅ならそれもできますけれど、外出先では無理です。その度にトイレに駆け込まなければならなくなります。
食事の途中でも痛みが出たらトイレです。
無理でしょう?
だからどうするか。
下の入れ歯を口の中の舌を使って外します。そして、舌を使って食べかすを取り除いて、また入れ歯を装着する、を、その度にしなければなりません。
これでは食事に時間がかかりますが、毎回トイレに駆け込むよりはマシです。
上の入れ歯との間には食べ物は入りにくいので大丈夫なんですけどね。
そういう離れ業をしょっちゅうやらないといけないのです。
でも、今回の下の入れ歯は、一部薄い場所があって、割れるリスクが大きいので、なるべくならば、外す回数も減らしたい。
あー、苦労の連続です。
でも、金属の入れ歯もあって、それで作れば、そういうことは激減するはずなのですが、高価。保険適用外で、今の入れ歯と同等のものを金属で作ろうとすると30万円も掛かるとのこと。
無理だー。
あとは、頭痛がどれだけするか、かな。
ま、今日は初日。この週末をいろいろと試してみて、週明けの仕事に臨みたいと思います。
まずは、職場で電話に出て、職場の名前をスムーズに言えるか、っていうところからです。
職場の優しい皆々様、お手柔らかにお願いいたしますね。
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