しあわせにはなれないね
2009年 02月 20日
クラインフェルター症候群と判った瞬間、茫然自失。
病院近くの公園のベンチに座って、平日なのに、毎日のようにボーっと公園の池を眺めているだけでした。
親しいお医者さんに話した。
相談するというよりも、ただこんな状況だった、と伝え、聞いてもらいたいだけだった。
誰にも打ち明けられない、でも、誰かに話さないと潰れてしまいそうだった。
:
「それは、しあわせにはなれないね」
耳を疑った。何を言われたのかわからず、もう一度聞きなおした。
同じことを、もう一度言われた。
もう、十分落ち込んでいるんだよ。
電車の広告に書いてある他愛もない言葉や、雑誌に何気なく書かれている記事、TVドラマでたまたま不妊の内容だったりしただけで落ち込んだり、訳も無くただ頬を伝う涙。仕事のことなんか考えられない。腑抜けのように、ただ歩くしかない、そんな状況だった。
言うまでも無く、その言葉でさらに落ち込んでいった。
それから、今まで誰にも明かした事のない、長い暗い8年間が始まったんだ。
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その先生と。
30年も前のことだもの、そろそろとは思ってはいたものの。
言われて深く傷ついたことは消えないけれど、ま、そろそろいかな、と思っています。