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ある日のなかちゃん

7時30分と7時55分の目覚ましで起きた。
目が覚めても布団から起き上がるのに少し時間がかかる。何か夢を見たらしい日は特に、ぼんやりとその余韻に浸る時間が必要。そのまま二度寝してしまうこともあるから、この2回めの目覚ましは必要。
夢がはっきりしている場合は、後でブログに書くためにキーワードだけをメモに残しておく。ちなみに、はっきりしている夢は、映像とともに何日も頭の片隅を占領していることもある。

二度めの7時55分の目覚ましは、ゴミを出す最後通告の時刻。
私が住んでいる街では、8時までにゴミを出さなければいけないルールになっている。
多少体調が悪くても、出す必要があるゴミをここで出し損ねるわけにはいかないから起きる。

仕事がある日は、8時半頃に家を出ればいいので、ゴミ出しのおかげで勢いよく起きた後、朝の準備になる。
軽く食事を摂ってから、糖尿病の薬を飲む。いや、逆だな。糖尿病の薬を飲むために、少し何かを摂るが正解かな。

8時半頃に出かける。
家内も同じ頃に出かけるけど、前後するときもあるし、一緒になるときもある。玄関での行ってきますチュは毎日の大事な日課。

外に出て駅までの10分間。
出勤ルートと退勤ルートは少し違う。朝は早く着きたいから近道をするが、その道は夜は飲み屋街なので朝しか使わない。ときどきカラスがいて、何をやっているのかはわからないが、日本語を理解していないのか、路上喫煙マークの上で堂々とタバコを吸っている。時折、立ったままコンビニの幕の内弁当を食べている女カラスもいる。でも、いつそこを通っても、いつもいる掃除のおばちゃんを見るとき、いつもと変わらないその光景に安心したりする。この道はタバコを吸う人がいるから、煙や風の流れる方向を慎重に見極めながら通過する。もちろん、朝キャバに捕まらないように露骨に避けて通っていく。

ホームに着くと、もう通勤ラッシュは終わっていて、電車には空席が目立つ。ここでもかなり余裕があるので座れそうな場所に腰掛ける。ポケットからiPhoneを出して、音楽を聴いたり、メールの着信、フェイスブックやツイッター、ラインなどを確認していく。メールの返信だけで乗り換え駅まで着いてしまうこともある。それらの作業に没頭してしまうので、気がつくといつの間にか電車は走っている。本を読むときは、音楽は止める。

乗り換え駅では、人の波に押されて改札を通り、各駅停車の電車を待つ。この路線は、今は、各駅停車しか止まらないから、安心して乗れる。職場の最寄り駅に着いたら、トイレに寄ったりして、イヤホンは外してしまう。もうここからが職場のようなものだから。コンビニに寄って、その日の水分補給のための大きめのペットボトルのお茶を買う。

職場までの道のり。知っている人に会う可能性もあるけれど、仕事モードに切り替えながら歩く。

職場には、その日の私以外の職員は既にいる。私が着く時間は職場の開館時間に近いから、門扉を開けたり、いろいろとできることをしながら席に着く。

仕事中のことは書けないけれど、来館する人の何気ない臭い、特にタバコの臭いには注意が必要で、うっかりして吸い込んでしまって、その日それで終わったこともある。マスクをすれば、とよく言われるけれど、マスクは完璧に防げるわけではないし、マスクにも臭いがあったり、どうしようもないときにはマスクに大丈夫な臭いを付けるときもあって、でもそれも長い時間嗅いでいるとだんだん具合が悪くなるから、できればマスクはしたくない。臭いと言えば、建物の中にも様々な臭いがある。トイレの臭いはさほど気にはならないけれど、どこからともなく漏れてくる塩素系、殺虫剤系の臭いはたまらない。ハンドクリームもあるし、ともかくいろんな人の出入りがあるから臭いがない方がおかしいぐらいな臭いがある。しかも座席が受け付けの前にあるから。

お昼は、ほぼ決まった店に行く。ここでも喫煙者はいるにはいるが、酷いにおいの時はそう何度もあるわけではない。むしろこの店では、ちょっとした融通を利かしてくれたりするし、店員さんとの会話も弾むし、お客さんとだっておしゃべりして楽しい。でも、一番有り難いのは、ここの店のものを食べて、身体に変調がないこと。脂で発疹や吐くようなことにならない、というのは私にとっては貴重な店だ。
たまに、コンビニの弁当を買う時があるけれど、弁当の脂は何を使っているのかわからず、食べて具合が悪くなることが多い。他のお店もその可能性があって、気軽に店を変えられない。

職場で会議や打合せがあるときに、時々おきるのが離人症。私の意識は、私自身の少し後方にあって、実際にしゃべっているんだけれど、その時の私には自分がしゃべっている感覚は全くない。何も頭の中になくて考えていないのに、口からはスムーズに言葉が出ていて、相手がうなずいて聞いているのが見えている。今のところ、変なことをしゃべっておらず、それで問題になったことはないので放っているけど。でも、いきなりそいつがしゃべりをやめて、私自身がしゃべらなければいけなくなったときが厄介。私は何も考えが組み立てられていないから、その優秀なおしゃべりの後を繋げられない。それは困る。そして、そいつは私の体力を自由に使っているので、その状態から離れた後の私の疲労感は大きい。

職場の中には、一箇所、音の不連続面がある。何かの音や声がしている時に、そこを通過すると、音が2箇所から少し時間的にずれて聞こえてくる。それを楽しめる時もあるけれど、それが楽しめない時は、めまいのように揺らいでしまってまっすぐに歩けなくなる。

普段仕事で使うメガネは老眼鏡だけど、最近、老眼鏡を外してすぐに身体が揺れるみたいで、先日は柱に2度もぶつかっていってしまった。自分ではまっすぐに歩いているつもりだったのに。

帰りの電車は最後尾に乗る。ホームに着く前に電車が滑り込んで来たときは、乗れる場所から乗って、駅に着く度にいつもの定位置に移動する。帰りに座ることはほとんどなく、席が空いていても立ったままで過ごすことが多い。電車の中では朝とほぼ同じ。最近はゲームをやることも増えて来た。

自宅の最寄り駅に着いたら、イヤホンを付けて、かなりの大音量で音楽を聴く。そして、いろんな誘いには目もくれずに自宅を目指す。ところで、駅のコンコースを歩いていると、必ずある場所でめまいを起こす。あるデパートのエントランス付近なんだけれど、何がどう私に影響を及ぼすのかはわからないけれど、何かにつかまらないといけないほど揺れる。体調が悪くなければ、なんとかその場をやり過ごすけれど、そうでないときは、柱の近くまで移動して休むこともある。駅の階段を登った時にもそんな感覚になって、倒れそうになったけれど、少し休んでから、もう一度同じように歩いてもなんともなかったので、それは違う症状なのはわかった。

帰宅したら、夕飯を食べる、女性ホルモンを飲む、パソコンを立ち上げて、朝見た夢をブログに載せたり、フェイスブックやツイッター、ブログを眺めたりする。家計簿を付けて、ダラダラと過ごすことが多い。
寝る前30分ほど前に眠剤を飲み、あとは布団に入って、急に訪れるはずの睡魔を待つ。
そうそう、布団に横になると、朝見た夢の雰囲気を味わうことができるのは不思議だ。なんの夢かは思い出せないけれど、確かに、朝の夢だとわかる。

この起きている一日中のことだけど、震災の年にやった結石の大手術の術跡がちょっとの冷えで痛みがあって、ほぼずーっと痛い。厄介なのは、痛み止めでは消えないということ。この10cm四方くらいの痛み帯では、例えば歩いている時は、患部をフォークでグジャグジャにかき混ぜているような痛みが、私の体力を容赦なく奪っている。だから帰宅時には、杖が欲しいほどになる。朝からそんな状態の時もあって、そういう時には仕方がないので杖を使う時がある。
ホカロンで温めた年もあったけれど、腎臓は温めてはいけない臓器なので、その位置関係が難しい。

こうして書いてみると、大変な一日だなと思う。
が、女性ホルモンを摂取する前には、これに、鉛の服を着て、鉛の靴を履いている状態が追加されていたから、それを考えたら、これでも、かなり改善されたと思うのだよ。


そんな一日。

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by KSofNaka | 2017-11-23 12:07 | 日々の事 | Comments(0)

クラインフェルター症候群(KS:47XXY)の人生を赤裸々に、集大成のつもりで綴ります。化学物質過敏症(CS)もね。@ks10cs2naka


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