境界に生きる に出会ったからこそ

あれは。。。
派遣先のお昼時間に、ネットに連載されていた記事を見るとはなしに見ていた。
それが「境界を生きる」だった。

その連載が、自分のことと同じ話だと気がつくのには随分と時間を要したように思える。
ある日、そのことに気がついた私は、過去に遡って、あらためて記事を読み返していった。
そして、うーん、何か違うなぁ、と。私の場合は、何かこの人たちとは違うんだ。
そんな気持ちがふつふつとわき上がってきて、意を決してメールで担当者に連絡を取ったのが、2010年11月8日。

その後、毎日新聞のTさんから連絡が入り、一週間後に取材を受けた。
時を同じくして、やはり「境界に生きる」に登場していたKS当事者の人と会い、頻繁に連絡を取り合うようになった。
25歳でKSが判明してから、実に24年の歳月が流れていた。
今まで、自分は自分だと自分に折り合いを付けて、半ばこれはもう解決したとさえ思って、私の固有の問題だと思って生きてきたけれど、そうではなかった。KSがなんたるかを知ってしまった私には、さらなる試練が待ち受けていたんだったが、それはまだこの時には気がついていない。

その後、主治医からの「(KS当事者の)みなの相談相手になったらどうか」との進言があり、「CaseByKS(生きるヒント)」という名のコミュニティを作った。
KS当事者の体験の積み重ねから、そこを訪れるKS当事者が、自分に当てはまるものを見つけ出したり、KS当事者の(命がけの)失敗から学び、自身の生きるヒントを見つけて欲しい、というのがこのコミュニティの主旨です。
現在(2017年6月)はFacebook上にKS当事者限定参加の秘密のグループを作っていて19人が参加している。

コミュニティを作った後の私は、KS当事者と1対1で会う機会を次々とつくり、現在までで19人の当事者と会ってきている。初めて会う人同士なのに、古い友達にひさし振りに会う感覚に似ていて、あっという間に数時間も話しこんでいた、というのがざらだった。まるで砂漠でオアシスに出会ったかのようだったから先のFacebookの秘密のグループ名は「KSのオアシス」と名乗っている。またKS当事者の家族とも会っていて、私の妻と4人で会うことも何度か。KS当事者のお母さんとLINEでおしゃべりするなどもしている。だって、一番の理解者は側に必要なのだから。

毎日新聞の「境界を生きる 性と生のはざまで」は、その後、2013年2月に出版された。私の記事は、155ページあたりに出てくる。

もし、この連載に出会わなかったら。。。







毎日新聞のT記者さんには感謝してもし尽くせない。



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by KSofNaka | 2017-06-19 16:49 | 日々の事 | Comments(0)

クラインフェルター症候群(KS:47XXY)の人生を赤裸々に、集大成のつもりで綴ります。化学物質過敏症(CS)もね。


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