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性分化疾患(DSD)の勉強会に参加して 2016/05/05 その5

 そうは言っても、KSは悪いことばかりなのか。

 自分を好きになるようなことは、これっぽっちもないのか。

 よく、就活の中で、短所を裏返せば長所になるとか言われたことがありますが、たしかにそういう考え方はあります。もっとも、身体的なある部分の短所は短所のままですが。

 私の場合は、様々な症状、病気を経験したから、健康な方には、自慢できます。こんなに病気の経験があるんだぞ、って。それだけ優しいんだぞ、って。あとは、心が男女の間にあるような気がしているから、両方のいいところを持っているとは言えるかな。もちろん、両方の悪いところも持っている可能性はありますが、就活の時の自分探しの時には、悪いことは探さないが鉄則ですから。

 男女それぞれから、安全パイと見られるようなので、人と人をつなぐ役目が得意だったり、ともかく優しい、とかはあるかな。悲しいことを沢山経験している上での優しさということでしょうか。

 あー、でも自分を好きになるとか、認めるとかいうことまでは遠いなぁ、と思うのです。



 だんだん、投稿文章が砕けてきてますが、もう沢山書いているので疲れてきました。



 それから、もっと社会に訴えていけば、って言われることがあります。

 以前、KSだけで集まりたい、っていう話が出た時に、周囲のKSの方々に話を持っていったら、シャイなんですかね、集まれないんですよね。1対1ならいい、とか言われますが、それは集団で会うこととは違います。今でこそ、数人で会うことはできますけれど、なかなか集まることにはなりません。
そんな方々が、やっとFacebookで実名を出して意見をするようになったのは進歩だと思うんですね、大きな進歩です。そして、今はここまでかな、と思うのです。

後は、できる人がやって、ってことでしょうか。
私には、今以上のことは難しいかな、って思っています。わかりませんが。



 ただ、以前入院した時に、誰も見向きもしなかったこのKSの私のところに、KSを勉強したいと言った若い看護婦さんがいらっしゃいました。自分の仕事が終わった後で、私のところに訪ねてきて、色々な話を聞いて下さいました、また帰宅してからネットで色々と調べたとも言ってました。

 もし、KSを勉強したい、KSの身体を知りたいと思うなら、脱いでもいいかな、って思ってます。死んだら、解剖してくれてもいいかな、って献体を考えたこともありました。本当に、KSを研究したいなら、協力は惜しまない覚悟なんです。


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by KSofNaka | 2016-05-06 22:33 | 勉強会 | Comments(0)

クラインフェルター症候群(KS:47XXY)の人生を赤裸々に、集大成のつもりで綴ります。化学物質過敏症(CS)もね。@ks10cs2naka


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