参加者は、一般38名、当事者/専門家で7名、スタッフ3名 の 48名だったそうです。
参加者のうち、KS(クラインフェルター症候群)は、グッド・エイジング・エールズのKさん、都内からTさん、埼玉からKさん、はるばる福井県からSさん、そして都内からの私の5人。完全型アンドロゲン不応症、部分型アンドロゲン不応症、卵精巣性性分化疾患の方が1名ずつ、また、性分化疾患をお子様に持つお母さんなどでした。名乗らないけれど、これ以外にも当事者はいらしたのかもしれません。
また専門家の方々は2名、弁護士さんとお医者さん。また参加者の中には心理カウンセラーの方、「境界を生きる」担当の方などもいらっしゃいました。
☆第1部
関係者のご挨拶の後、昨年と同様に、LGBTって何? から始って、性分化疾患について、分かりやす絵を交えての説明がありました。
次に、昨年の当事者のライフストーリーを発表したお三方から、おのおのの疾患の説明を交えた自己紹介があり、「家」「学校」「職場」がどうだったか、困った事などをお話し下さいました。
そして、今回、新たに2名、私と、部分型アンドロゲン不応症の当事者さんのライフストーリーがありました。
私のライフストーリーは、その1 で全文アップしてあります。
☆第2部
お二人の専門家により、医療と法律の観点からの性分化疾患について語って頂きました。
医療の面では、「ピアサポート」についてネイチャーの論文から引用しての話でした。
法律の面では、憲法13条(個人の尊重)と憲法14条についての話でした。
☆第3部
引き続き、お二人の専門家と司会の方によりお話があった後で、参加者が6つの輪になって、当事者も加わってのグループワークになりました。
私の輪では、私へのどんな質問も許す、ということで色々と質問して頂きました。
Q)封印の8年間はどんなだったか。
A)中島みゆきの「時代」を歌いながら、時が過ぎ行くのを待った、みたいなこと。
Q)封印の8年間に話しを聞いてくれる人、頼れる人はいたか。
A)いなかったと思う。
Q)封印の8年間からどうやって復活していったか。
A)「幸せになれない」と言った人の幸せと、自分の幸せは違うと思ったなど。
Q)今、幸せか。
A)幸せ。
Q)ひとを好きになるってどういう感じか。
A)(これは私の隣の方に答えて頂きました)
Q)封印の8年間のことは何も残っていないのですか。
A)わかってすぐの時の日記と1年後の日記があるだけ。
こういうこともあろうかと印刷してきたので、と言って読み始めるも、
途中で涙が出てきて読めなくなった。
もっと沢山聞かれたんだけど、ごめん、思い出せないわ。
そして、勉強会はここでお開きになって、1Fで交流会が行われました。