クラインフェルターな日々 0

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クラインフェルター症候群(47XXY)の人生を赤裸々に、集大成のつもりで綴ります。 @ikiru2hint

XXYが排除される

そこは、ワンマンな人がやっている団体で、そこに集う人々はそのワンマンさに嫌気がさしていたんだけれど、報復を恐れて誰も口をとざしたままだった。

そしてそのワンマンさの中には、自身の理解できないことはことごとく排除するものがあって、その排除の仕方は徹底的だった。

先日から目をつけられている人がいた。

なんでも染色体の形が他の人とは違うらしい。

そして、その人は、そこからなんとか逃げ出そうとしていた。

ある日、逃げ出した人がいるとの連絡を受けて、いやいやながらも追跡することになった。

他の人らは知らなかったけれど、私はその人が誰かはわかっていた。

なぜかって? 私も同じだったから。

でも、私の事は、その逃げた人にもワンマンな人にも、一緒に探している人にも知られてはいなかった。



色々と探したけれど、なかなか簡単には見つからなかった。

あと残っている場所は、建物の裏にある沼地。

何がいるのか分からない場所だった。

建物からの有毒物質が垂れ流されているから、普段なら何でもない生物が巨大化して住んでいるという噂があった。

もうそこから逃げるしか道はないようだった。

建物の裏手に回った私らは、じっと沼地の表面をうかがった。

少しでも揺らぎがあれば、と思ったからだ。

果たしてそれは、ほどなく起こった。

まっすぐに動く水の揺らぎがあった。

もちろん、追跡する私らもその沼に入って行くのはためらわれた。

でも、入って行かざるを得なかった。

命令だもの。

少し距離を置いて、両側を私らも沼の中を進んだ。

どこかで必ず息継ぎをするはずだもの。

そして、私のすぐ側で、顔が上がってきた。

やっぱり、その人だった。

目が合った私だったけれど、知らないふりをして、また潜っていく姿を黙認した。

少し経ったところで激しく波立ち始めた。

沼の中で何かが起きていた。

やがて、巨大な腕が2本出てきた。その先には巨大なハサミが見えた。

大きなザリガニらしかった。

やがて、静かな沼になった。

暫くたって、ずっと先にまっすぐに波立つものが見えた。

あー、勝ったんだな、あのザリガニに。

もう、その波立つ姿を追う人はいなかった。

逃がして上げようと、皆の顔が言っていた。

私もそう思うし、沼に足を入れている場合ではないとも思った。

自分らは餌のような気がしたから。



私には、こんなところを逃げる勇気は毛頭なかった。

そんな夢を見た。


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by KSofNaka | 2015-11-01 09:57 | 夢の話 | Comments(0)